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世界中で850万人が訪れた人気の展覧会、『ゴッホ・アライブ』が日本でも開催されています。
『ゴッホ・アライブ』ってただの展覧会じゃないの?
ゴッホについて詳しく知らないんだけど、楽しめるかな?
そんな疑問、ありませんか?
私は「ゴッホって点々の絵を描く人。『ひまわり』が有名で、ちょっと変わった人」くらいの認識でした。
それでも「なんかおもしろそうな展覧会だから」と行ってみたら、とても楽しい時間を過ごせました!
展覧会自体がおもしろい内容だったことはもちろん。
『ゴッホ・アライブ』に行くまえに本で予習したことで、10年間でゴッホの作風がものすごく変化したのだと知りました。
ゴッホの作風、住んでる場所ですっごく変わる!
初期は点々の絵じゃない!
これを知れたことで、『ゴッホ・アライブ』を2倍楽しむことができました。
一緒に行った妹は「私も本読んでから行けばよかった・・・」と残念がっていたので、本で予習してみてはいかがでしょう?
きっと、より深く楽しむことができますよ!
『ゴッホ・アライブ』は世界中で開催され、850万人以上を動員した没入型展覧会です。
没入型展覧会ってなんでしょう?
没入とは「入り込む・夢中になる」こと。
「ゴッホの世界に入り込む」?
絵画を観るだけなら、「入り込む」なんて言いませんよね。
どういうことでしょう?
『ゴッホ・アライブ』は、五感すべてを使って作品にふれる、新感覚の展覧会です。
五感とは「視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚」のこと。
- 視覚・目で作品を視る
- 聴覚・音楽を聴く
- 味覚・コラボメニューを味わう
- 嗅覚・会場でアロマを嗅ぐ
- 触覚・作品に触れる
この展示会で、上記すべての体験ができます。
ただし、コラボメニューはこの会場でなく、名古屋のホテル4ヶ所にて『ひまわり』を題材にしたメニューが提供されています。
- ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
- 名古屋観光ホテル
- 名古屋マリオットアソシアホテル
- ストリングスホテル名古屋
写真を見たら、ランチ・アフタヌーンティー・お酒 etc どれもオシャレでした。
今はまだ、神戸展のコラボメニュー表記がありませんでした。
開催日が近づいたら、またお知らせがあるかもしれませんね。
『ゴッホ・アライブ』は展示場すべてが撮影OK!
(フラッシュは禁止です)
この展覧会、絵画は飾られていません。
立ち止まって、じっくり絵画を鑑賞するよりは、空間全体を眺めます。
ゴッホの作品に関連した空間があり、そこを順番にまわっていきます。
ディズニーランドに行ったことがある人はわかるでしょうか?
アトラクションのスタンバイ列から、作品の世界観が作り込まれてますよね!
あの感じです。
中には絵画「ゴッホの部屋」が、映画のセットのように再現されたスペースもありました。
ここでは小物に触れることができ、自分が絵画の世界に入り込んだような写真が撮れますよ。
「ゴッホの部屋」は人気の撮影スポットで、行列になります。
ですが、土曜の夕方4時過ぎに訪れたら、5〜10分ほどで順番がまわってきました。
『ゴッホ・アライブ』は オープン時と午後1〜3時あたりが混み合うそうです。
土曜日に訪れるなら、夜8時まで開催しているので、空き始める夕方4時以降がオススメですよ。
『ゴッホ・アライブ』の1番の見どころは、プロジェクションマッピングを使った作品展示です。
真っ暗な展示室に巨大な壁。
このエリアは40台の高品質プロジェクターで、一部の床と壁面にゴッホの作品が映し出されます。
クラシック音楽と光、色鮮やかなゴッホの絵画。
絵画に現実の世界の映像が組み合わされて、不思議な映像でした。。
本で予習していたから、時代別に作品の色使いが変わっていくのがよくわかりました。
「ひまわり」など、アップでくっきりと絵の具の跡が見えたときは感動です!
この空間がとてもキレイで、ぼーっと見入っていたら、映像一週で40分が過ぎていたことを後で知りました。
立ちっぱなしの40分が気にならないほど、たくさんの作品が見られます。
こちらもたくさんの方が鑑賞しているので、見やすい位置を探すのは困難だと思います。
ですが、映像が一周したところでエンドロールが入り、このタイミングで出ていかれるお客さんが多いです。
時間に余裕があるなら、エンドロールのタイミングで見やすい位置に移動して、はじめから映像を観るのがオススメです。
私達は展示会に入場してから、すべての会場をゆっくり見てまわって、会場を出たのは1時間30分後でした。
比較的空いてきた時間でこのくらいなので、余裕をもってお出かけされると、じっくり楽しめると思います。
結論、行ってよかったです!
はじめは「プロジェクションマッピングがおもしろそう」と思いチケットを購入しました。
ゴッホについての知識は「点々の絵を描く人」くらいで、自分から美術館に行ったこともありません。
一緒に行った妹も同じようなレベルです。
それでも帰るときには「楽しかったね、行ってよかった!」と2人で話していました。
ただ妹は、
私も本見ていけばよかった!
絶対そのほうが楽しめたやん。
と残念がっていました。
まとめ
作品展示の方法がおもしろく、プロジェクションマッピングはとてもキレイでした。
すべてが撮影OKだったことで、家に帰ってからも写真を見返して、思い出を誰かと共有できます。
まわりの人に感想を伝えるのにも、写真が役立ちました。
私は『ゴッホ・アライブ』に行く前に本で予習したことが大きかったです。
これで何も知らないときより2倍楽しめたと思っています。
本をみて、ゴッホの作品が時代ごとに色使い・作風を変えていくことを知りました。
そのおかげで、見ている作品が「オランダ→パリ→南フランス→療養所」のどのあたりで描かれたものか、想像しながら楽しめました。
私がみたのはこの本です。
私は美術はまったくわかりません。
それでもゴッホのスケッチの細かさ、黒色を使わず、青色で表現された夜空が好きだと思いました。
本の中で『夜のカフェテラス』の絵画と、絵の舞台となったアルルのフォーラム広場が並んで載っているページをみて、本当にキレイな絵だと思いました。
『ゴッホ・アライブ』概要
会期
2022年12月10日(土)〜2023年3月5日(日)
会場
〒460−0023
愛知県名古屋市中区金山町1−1−1
金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)
開館時間
10:00〜20:00 (日曜日は18:00まで)
*最終入場は閉館の60分前まで
チケット
当日券
一般 : 2,500円
高校・大学生 : 2,000円
小・中学生 : 1,500円
*前売り券は販売終了、当日券は日時指定券
会期
2023年3月18日(土)〜6月4日(日)
会場
〒651−0073
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1−1−1
兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリー
開館時間
10:00〜18:00
*最終入場は閉館の60分前まで
休館日
月曜日
チケット
前売り券
一般 : 2,300円
高校・大学生 : 1,800円
小・中学生 : 1,300円
当日券
一般 : 2,500円
高校・大学生 : 2,000円
小・中学生 : 1,500円
チケットは窓口、各コンビニ(店頭・web)、アソビューなどで購入できます。
私は『ゴッホ・アライブ』に行ってよかったと思っています。
興味があれば、ぜひ行ってみてください。